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 紫外線の季節は『目』にも注意!! (2008年7月3日掲載)
 日差しの強い季節。日焼け止めクリームなど肌への対策は万全でも、意外と忘れていませんか?紫外線から目を守ること。
目から吸収する紫外線が、様々なトラブルにつながるおそれもあります。

●紫外線による目への影響
一度に大量の紫外線を浴びると、角膜が傷ついたり、炎症を起こしたりすると言われています。スキー場でよくある、いわゆる「雪目(ゆきめ)」は、この症状です。数日すれば自然に治るので、軽く考えがちですが、こうしたダメージを繰り返していると、慢性の病気を引き起こす可能性もあります。
また、角膜で吸収されなかった紫外線の多くは、水晶体で吸収されます。長年にわたって浴びている紫外線が積もり積もって、水晶体が濁る白内障などにつながることもあります。発症までの期間が長く、自覚症状がないため、積極的に対策をとる人も少ないのではないでしょうか。その結果、無防備なままジワジワとダメージを受け続けることになります。

●目に紫外線が当たると肌が黒くなる!?
目から浴びる紫外線が、実は肌にも影響すると言われています。
目から紫外線が入ることによって、脳がメラニンを作るよう指令を出します。その結果、肌を黒くする原因となるメラニン色素が増えてしまうのです。
目を紫外線から守ることは、目のためにも、肌のためにも大切です。

次回は、紫外線から目を守るための注意点をお伝えします。

気象予報士 藤井南美